しげの秀一の経歴や作風は?デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ


しげの秀一といえば有名作品は

『バリバリ伝説』(少年マガジン1983年 – 1991年連載)

『頭文字D』(ヤングマガジン1995年 – 2013年連載

どちらもアニメ化されるなど大ヒットといえるでしょう

その後『セーラーエース』(ヤングマガジン2015年 – 2017年連載)を経て

『頭文字D』の続編ともいえる『MFゴースト』がヤングマガジンで2017年より連載中

この記事ではそんなしげの秀一先生について解説します

しげの秀一の経歴や作風は?

1980年ころ、同人誌活動していたところ漫画家の『ひおあきら』を紹介されアシスタントとなる

その後、増刊少年サンデーに投稿してデビューがスタート

これまでの作品などから人物像も探っていきましょう

出身大学や年齢・性別などの基本情報

名前 しげの秀一(重野秀一)
出身地 新潟県十日町市(十日町高校卒)
生年 1958年3月8日
性別 男性
顔出し 公開OK

増刊少年サンデーでのデビュー作は公表されていません

おそらくペンネームも違うと思われます

しげの秀一としてのデビュー作は講談社、増刊少年マガジンに1981年に掲載された

『おれたち絶好調』

その後

『バリバリ伝説』(1983年 – 1991年、『週刊少年マガジン』、全38巻)

『トンネルぬけたらスカイ☆ブルー』(1992年、『週刊ヤングマガジン』、既刊1巻)

『将』(1992年、『週刊少年マガジン』、全3巻)

『DO-P-KAN』(1992年 – 1995年、『週刊ヤングマガジン』、全10巻)

『頭文字D』(1995年 – 2013年、『週刊ヤングマガジン』、全48巻)

『高嶺の花』(2014年、『週刊ヤングマガジン』、全2巻)

『セーラーエース』(2015年 – 2017年、『週刊ヤングマガジン』、全6巻)

『MFゴースト』(2017年 – 『週刊ヤングマガジン』、既刊17巻・連載中)

他に短編や読み切りは数点ありますがキャリアの割にはあまり作品数はありません

ヒット作・長期連載にめぐまれてきた結果でしょう

しげの秀一の作風

本人がバイクで峠を攻めたり、愛車・AE86スプリンタートレノで榛名の下りをタイムアタックするなど走り屋であった経験からバイク・車でのレースというスタイルのストーリーを描くのが得意の作風

AE86はバリバリ伝説の印税で購入したので、漫画家になってから車で公道を攻めていた

実際にAE86でガードレールに突っ込む事故を起こしている

国産のバイクや車にこだわるのは、読者の手が届く範囲での設定にしたいから

やはりこだわりがあるみたいですね

デビュー作から最新作まで作品一覧

しげの秀一としては1981年から商業誌にて作品を発表しています

作品について解説してみましょう

おれたち絶好調

1981年の商業誌デビュー作

石渡治、小林まことなどのアシスタントを経てのデビュー

『増刊少年マガジン』(講談社)に掲載の読み切り

意外なことにラブストーリーでした

バリバリ伝説

『週刊少年マガジン』に1983年 – 1991年連載・全38巻

通称『バリ伝』

高校生ライダー巨摩 郡(こま ぐん)が峠を攻めるような公道ライダーから

レースの世界に入り、世界チャンピオンになるまでのサクセスストーリー

高校の一つ下級生である恋人の伊藤歩惟(いとう あい)とのラブストーリーも

1980年代のバイクブームをけん引するマンガとして

そのリアルな描写によってバイクファンから熱狂的な支持を受けた

主人公のグンの乗るホンダCB750Fや、ライバル秀吉の乗るGSX750S/KATANAは

中古価格相場が上がっていった

トンネルぬけたらスカイ☆ブルー

『週刊ヤングマガジン』に1992年に掲載、既刊1巻

青春ラブストーリーではあるが『頭文字D』の原型作品でもあり、主人公の愛車AE86スプリンタートレノと恋敵のZ32フェアレディZが公道バトルをするシーンも出てくる

主人公は高校3年生の石坂俊彦(いしざか としひこ)

野球部を引退し、夏休みに地元のリゾートホテルでバイトしている

親友の武一(たけいち)の兄が所有するハチロクを乗り回している

同級生の関谷ちはる(せきや ちはる)から交際を申し込まれる一方、東京から来た高樹真亜理(たかぎ まあり)と知り合い気になっている

『週刊少年マガジン』に1992年連載・全3巻

超能力ものというか格闘技と超能力をミックスしたような作品

空手やボクシングや剣道をベースに超能力を使って謎の組織に立ち向かう

ジョジョっぽいといえばそうかもですが、1999年の週末論とリンクする内容も

平井和正の「幻魔大戦」によって80年代は一躍ハルマゲドンブームでしたが

オーム真理教によるテロなども終末予言とリンクしたものとなり

そういった時代的背景からか3巻で打ち切りとなってしまいました

DO-P-KAN

『週刊ヤングマガジン』に1992年 – 1995年連載・全10巻

高校陸上部が舞台の青春ストーリー

池田典明と工藤晶は付き合っていたが、うまくいっていない

典明は、晶と同じ陸上部で親友の北村高志に、彼女の気持ちを確かめて欲しいと頼む

しかし晶は典明より好きな人ができてしまったと告げる

彼女の意中の人は美術教諭の堀川

この出来事をきっかけに晶と親しくなり、少しずつ彼女のことを意識する高志

そんななか、陸上の強豪である城北実業陸上部の部員と高志たちの間でトラブル発生

南陵陸上部のことを馬鹿にされて怒った高志らは、秋の予選会で城北実業との対決に挑む

頭文字D

発音はイニシャルディー

『週刊ヤングマガジン』に1995年 – 2013年連載・全48巻

主人公・藤原拓海(ふじわら たくみ)は群馬県渋川市に住む一見ごく普通の高校生

しかし父が営む「藤原とうふ店」の配送を中学生時代から手伝い、秋名山の峠道で日々AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを走らせる

(トレノのドアには「藤原とうふ店」と書いてある)

豆腐を崩さないように峠を走るうち非凡なドライビングテクニックを身に着けるが、それはかつて「伝説の走り屋」と言われていた父・藤原文太(ふじわら ぶんた)による英才教育

ある日、赤城山を本拠地とする走り屋チーム「赤城レッドサンズ」のNo.2である高橋啓介(たかはし けいすけ)に勝利したことで、「秋名のハチロク」の噂は群馬県内全域に広まっていく

当時AE86はすでに生産中止でレビン・トレノはFFの92に代替わりしていた

しかしFRの86の人気は衰えず、オフロードやジムカーナなどのレースではまだまだ現役であった背景があった

高嶺の花

『週刊ヤングマガジン』に2014年連載・全2巻

漫画家の中年男性と金髪ギャルとのラブコメ

売れない中年漫画家の多村幸一は偶然?金髪の美形ギャル・高嶺花と出会う

何度かドライブや食事をするうち、次第に花に惹かれていく

年齢の差や、立場の違いから恋愛は望むべくもないと考えていたが

夢に見るほど彼女の魅力に取りつかれていく

セーラーエース

『週刊ヤングマガジン』2015年 – 2017年連載・全6巻

女子高生野球を題材にしたスポーツ漫画

唐突に最終回になったことから、打ち切りになったのではないかと話題になっていました

主人公の女子高生桜木繭はモデルのような美少女

ピッチャーだったがヒジの故障で野球から離れて5ヶ月間ギャルとして過ごす

野球部に戻ろうとするが、それを快く思わないメンバーも

紆余曲折を経て野球部復帰

秋季大会の準々決勝で登板中・試合中にこの漫画は終わります

最終回と同時にMFゴースト連載開始の告知がされていたことから

しげの秀一先生本人がお得意の自動車マンガを描きたくなったのでは?という

説もありました

 

MFゴースト

『週刊ヤングマガジン』2017年 から連載中・既刊17巻

MFゴーストは、しげの秀一が過去に連載していた『頭文字D』と同じく、実在する公道でのレースを題材とした自動車漫画

『ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年9月から連載中

202X年、化石燃料を動力源とする自動車は世界中で生産中止となったが、内燃機関を搭載したスポーツカーによる公道カーレース「MFG」が日本で開催され、世界の多くの人々を熱狂させていた。

そのMFGに参戦するため19歳の天才ドライバー、カナタ・リヴィントンが来日してくる。

カナタは日本人の父・片桐健を探すため「片桐夏向(カタギリ・カナタ)」の名前で選手登録

師匠である『頭文字D』の主人公「藤原拓海」の愛車「トヨタ・AE86型スプリンタートレノ」のコンセプトを受け継ぐトヨタGR86で出走

排気量4000cc以上のスーパーカーが上位ランクに名を連ねるなか、排気量2387ccとスペックが圧倒的に不利なGR86を駆りながらも「神フィフティーン」と呼ばれる上位15位のポイントランカーに迫る快走を見せつける

MFGにカナタを中心とした新たな旋風が巻き起こる

2023年秋にTVアニメ化が話題

まとめ

しげの秀一の経歴や作風は?デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ

という記事でした

1981年から商業誌で作品を発表していますがそれほど作品数はありません

バリ伝・頭文字D・MFゴーストなどのモータースポーツものの長期連載があるからでしょう

これらの作品はアニメ化など話題は多く海外でも評価が高い

今回はMFゴーストのアニメ化ですね(2023年秋)

今後の展開に期待です

 

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