推しの子(おしのこ)は、赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による日本の漫画
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2020年21号より連載中
ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)でも連載されている
推しの子の意味は、自分の推しのアイドルの子供の事を指す
その自分の推しの子供に自分が転生するという設定
芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方を描くストーリー
2023年4月にTVアニメ化が話題
今回はその話題のアニメが炎上した件について
リアリティショー「今からガチ恋始めます」(今ガチ)で問題行動を起こした出演者が
SNSで叩かれて自殺未遂というストーリー
おはなな🌈
推しの子の炎上の件めちゃくちゃ言いたい事沢山あるけど
誹謗中傷経験した事ある私は何も言わない選択もあったけど一つだけ言わせて
私は推しの子のおかげで救われた1人です。 pic.twitter.com/ggyZkhXQ27
— ✿なな✿アニメ🌈 (@nanashort777) May 22, 2023
これについて取り上げていきます
推しの子の恋愛リアリティーショー編は問題あり?
実際に原作マンガで恋愛リアリティーショー編を最後まで読んだ人のほとんどの感想は
『すべてのリアリティショーがこうだったら良いのに』です
つまり原作マンガがどう展開していくのかを知らない、途中までアニメを見た人たちが問題視しているという点
ネタバレになりますが、原作マンガの展開を解説していきましょう
よくある恋愛リアリティショー番組の展開 | 推しの子での展開 |
悪役を制作側に促される | あかねが悪役を制作側に促される |
誰かを攻撃する | 故意ではないが、あかねがゆきの頬をひっかいてしまう |
SNSでたたかれる | SNSでたたかれる |
番組をやめてしまう | 自殺未遂までいくが共演者たちが協力して出演継続 |
芸能界から消えてしまう | 実はこうだといった自分たち目線の動画を作成して番組の公式アカウントで配信 |
消息不明 | バッシングは収束しあかねもそのまま芸能活動継続 |
恋愛リアリティショーに対する批判がテーマ
以前に世界を旅する形式の恋愛リアリティショーに出演していた知人が話していましたが、制作側が介入してくることはよくあるようです
台本はありませんと番組では言いますが、口頭のみで台本に印刷されていないだけ
そういったよくある現場の内情を皮肉った設定で、推しの子の作者の目線は
『そういったことはよくないのに行われているらしいよ、ひどいね』
と伝えているということです
あくまでフィクションのマンガというオブラートに包んで、ですが
事実、恋愛リアリティーショーはお嫌いの様子
以前に、『恋愛リアリティーショーを見ると死ぬ体なんだ』
とTwitterでつぶやいていました
ですよね。 ところで下の ⇒【俺は恋愛リアリティショーを見ると死ぬ身体なんだーッ!】 というのはどういう意味だと思いますか。バラエティ番組を見るとなぜ横槍メンゴさんは【死ぬ】のでしょうか。pic.twitter.com/gVdI5jsK9t
— nowhereman134 (@nowhereman134) May 23, 2023
SNSでたたかれた時の対処法
反論しない・謝らない・できればSNSを見ない
これは、同じくドラマ化されたマンガの『美しい彼』でもいわれていたので芸能界では定石なのでしょう
スルーするのが一番
本人が絡んできたら正義の味方ぶって人をたたきたい人たちの格好の餌食になる
推しの子の劇中での促しは、はたしてたたくのが正義なのかと世間に思わせるような仕掛けをしていくのが得策ということ
もちろん劇中では一般人にはできないことですが
問題のあかねがゆきの頬を傷つけてしまった直後
ゆきがあかねを抱きしめて大丈夫だと言うところなど
動画がありましたのでそれらを編集して番組の公式アカウントで配信
つまり「自分たち目線」の動画
制作側は出演者同士の敵対関係を演出して視聴率を稼ごうとするのですが
出演者たちは本当に仲が良いことをアピールし、あかねのイメージを変革することに成功、ひいては番組自体の人気もUP
これはもちろん視聴率のために敵対関係をあおる制作サイドに対する批判の意味を込めてます
推しの子全体を通して芸能界批判がテーマ?
恋愛リアリティーショーだけではなくいろいろちりばめられています
まず最初の、アニメならば第一話を思い出しましょう
ストーカーに殺される医者のゴローとアイドルの星野アイ
それも関係者からのリークと思われ、秘密のはずの病院やマンションの住所がバレている
ストーカーに対する批判、情報を流す関係者についての批判というのが垣間見えます
また、まだアニメ化されていない先の話ですが
監督に売り込みに監督の自宅マンションに女優が行ったらゴシップ誌に狙われる
これも誰のリークなんだという話
しかもそのスクープをもみ消すためにもっと大きいスキャンダルを渡す
こういったドロドロを描くのがこの作品の一つのテーマ
オープニングのYOASOBIの『アイドル』は表の虚像をあらわしていて
しかし、嘘は愛だと言い切るアイドルを描くくらいなので
裏のドロドロはエンディングテーマの女王蜂の曲のイメージ
6月21日(水) #YOASOBIアイドル CD出ます🌟🌟#推しの子 アニメチームによる最高のアイ描き下ろしイラスト
味わい深い7インチレコードサイズジャケット(中身は12cm CD)
噂のアイドル英語版「Idol」&赤坂アカ先生の原作小説『45510』も収録
⚠️数量限定、お見逃しなく↓https://t.co/KXmeavLqCH pic.twitter.com/U0AEcRxr9K
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) May 10, 2023
まとめ
推しの子の恋愛リアリティーショー編は問題あり?原作のストーリーや顛末はどうなるのかについても解説!という記事でした
推しの子は、ちまたで言われているような一つの実際に起こった事件を題材にしているわけではない
それどころか恋愛リアリティショー全体に対してこんなに危険なものだと警鐘を鳴らしている
推しの子はむしろ注意喚起してるぐらいなのに何も知らない人が変な事言うのは悲しいね https://t.co/wmuLMputp7 pic.twitter.com/zsuIqHAmaY
— サト (@sato5953) May 21, 2023
また、恋愛リアリティーショーだけではなく、芸能界全体について裏のあるドロドロの世界だと描いている
ストーカーによるアイドル殺害や関係者による情報のリーク、スキャンダルもみ消しなど
だいたいアイドルにとって嘘は愛だと言い切っているくらいですから
キラキラではなく、ドロドロが好きな人はこの先の話を漫画でスマホで読んでみてはどうでしょう
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