雨隠ギドの経歴や作風は？デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ


雨隠ギドといえば2023年春にTVドラマとTVアニメが同時スタートした『おとなりに銀河』が有名

ファンタジー作品のほかにBLや百合も得意ジャンル

幼稚園教諭をやりながら同人誌に作品を描いていたが

プロデビューしていた友人に編集者を紹介して貰い、新書館からデビュー

2007年デビューから今までに40タイトル近くの作品を発表している多作の作家

そんなファンタジーから同性愛をテーマとした作品まで独特の世界感を創造する雨隠ギド先生とはどんな人なのかを掘り下げます


雨隠ギドの経歴や作風は？

先生が漫画家として商業誌に作品を発表したのは2007年

これまでの作品や、Twitter投稿などから人物像も探っていきましょう

出身大学や年齢・性別などの基本情報

名前 雨隠ギド（あまがくれ ギド）
性別 女性
生年 非公開
出身地 非公開
顔出し 非公開だがサイン会などは開かれる

『ギド』という特徴的なペンネームの由来は森博嗣「S&Mシリーズ」の「儀同世津子」（ぎどうせつこ）

雨隠ギドの作風

画調は少女漫画風で子供など特にかわいい感じで描けます

小学生時代は『りぼん』や『なかよし』を読んで育ったこと

幼稚園の先生をやっていたことなどから

題材としてBLを描いてもグロくならない感じが持ち味

ファンタジック、ノスタルジックなムードが全体的に漂う

過去のトラウマや心象など心理描写などを巧妙にストーリーにしのばせる手法

こちらの小説の絵も雨隠ギド先生です

雨隠ギドの作品一覧 

多作の作家さんで作品数は多い

これまでに商業誌で発表した連載作品を中心に紹介します

ファンタズム

みえない心の形を読んでしまう女の子あかりは人の悪意がばけものみたいに見える

でもそれを人に言ったところで理解されない

誰にも私の気持ちなんて分からないと心に壁を作っていたが

超天然の兄と暮らし、新しい友人たちと出会い、そして悪意を食べる化け物・からすと出逢ったことで、あかりの世界はだんだん変わっていく

画調はかわいらしく、全体としてはファンタジー路線

心理描写などを巧妙にストーリーにしのばせる手法はこのころからですね

まぼろしにふれてよ

『ウィングス』2009年2月号より不定期連載

「和風学園ファンタジー」という煽り文句の不思議なお話

神社の子のひとこは、ある日狸の里に迷い込み、化狸の長が腹に納めていた欲魂（よくだま）を逃がしてしまう

欲魂がモノにつきツクモとなると、世の中が乱れる

化け狸の長から狸の不思議パワーをもらったひとこは、クラスメイトのくろ&生徒会長の真加村（まかむら）と一緒に、意気揚々と欲魂回収に乗り出す

狸の力をもらった主人公が、付喪神となったモノから”欲魂”を回収していくファンタジー漫画

恋まで百輪 

『ディアプラス』2009年9月号よりスタートしたBLマンガ

幼い頃から仁侠もの大好き、将来は祖父の跡を継いでヤクザになる予定の小太郎

ある日街でひったくりを捕まえた生花店で働いている青年・虎二の姿に《理想の兄貴像》を見る

以来小太郎は虎二の働く花屋に通い詰める

過去の出来事から人付き合いを避けていた虎二も、慕ってくる小太郎を可愛く思い始めて……

密室の密かな星

『ディアプラス』2012年2月号より8月号まで連載したBL作品

鵜飼(うかい)の探偵事務所のとなりに新たに探偵事務所が開業

相手は高校時代の同級生の近道、通称ちかみち。

近道は鵜飼の抗議を軽く受け流すと、なし崩しに依頼を手伝い、さりげなく居座り始める。

高校のころ、鵜飼はすこしだけ近道に距離を置かれていて、それがすこしだけショックだった。

そんな近道がふたたび鵜飼の前に姿を見せたのには目的があった

おとなりに銀河

『おとなりに銀河』は『good!アフタヌーン』2020年5号から連載のマンガ

少女漫画家・久我一郎（ペンネーム「ここねモモティ」）は23歳の男性

高校卒業後に漫画家デビューしていて父親が亡くなったために妹や弟を養っている

ある日、正体が異種族の姫であるアシスタント五色しおりと意図せずに「婚姻関係の契り」を結んでしまったところからスタートするSFラブコメディ

2023年4月からテレビドラマおよびテレビアニメの同時放送開始が話題

『ピュア百合アンソロジー ひらり、』に掲載作品

新書館から発売されていた百合をテーマにしたアンソロジーコミック（書籍扱いコミックス）

2010年4月に創刊し2014年に休刊

収録作のほとんどは読み切り作品

雨隠ギドも作品を複数発表していました

『私馬鹿』

『終電にはかえします』

『大人の階段の下』

『少女プラネタリウム』

『ひらがな線、あいう駅より』

『永遠に少女』

『一瞬のアステリズム』

といった百合がテーマの読み切り作品を掲載しています

青年発火点

『ディアプラス』2013年11月号より- 2014年4月号まで連載したBLマンガ作品

『ディアプラス』2015年3月号 – 2015年5月号では７年後を描くシリーズ作の『青い鳥より』となる

大人しそうな見た目に反し高校生ながらエロ雑誌でライターをしている学(まなぶ)

ある日、同級生に絡まれていたところを下級生の山隈(やまぐま)に助けられる。

イケメンだが恋愛に疎い山隈は、姉が夜の店で働いているのが気に入らない

エロ文章にも過剰反応する山隈に、学は免疫をつけさせようとする

しかしそこから2人の関係が変化していく


＊ディアプラスはBLに特化した月刊漫画雑誌

青年発火点以外にも雨隠ギド作品は多数掲載されています

甘々と稲妻

『good!アフタヌーン』2013年3号 – 2018年9号に不定期連載

半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼い娘つむぎを育てている

料理が苦手でコンビニ弁当や外食ばかり

二人はお花見で、泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う

彼女との出会いをきっかけにちゃんと料理をしたいという想ってた公平

小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねたことで、公平は小鳥と小鳥の母と定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく

2016年7月より9月までTVアニメが放映

ゆらゆらQ

『ザ花とゆめ』2019年12月1日号より連載

人と狐の間に生まれた女子高生・きゅーこが主人公

きゅーこは、他の兄弟と違い、狐がもつ不思議な化け力を使いこなせない

優しい兄や姉、幼馴染の男子高生・春人に助けられながら奮闘するきゅーこ

でも、春人くんはきゅーこのことが気になってきていて

キレイでオトナな女性を目指す狐っ子のお話

BLでも百合でもなく、ちょっとファンタジーの、ほのぼのラブコメディ

まとめ

雨隠ギドの経歴や作風は？デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ

という記事でした

BL・百合も得意ジャンルですがファンタジーもこなす

少女漫画風のきれいかわいい画調と心理描写を織り込む作風が人気です

今後もこのファンタジーをベースとした独特の作品に期待です

 

 

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