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BLUE GIANTアニメ映画はCGがひどいしストーリーが違う?ネタバレを含む感想・レビューまとめ

JAZZマンガのBLUE GIANTはビッグコミックに2013年から2016まで連載

2023年現在も続編・アメリカ編のBLUE GIANT EXPLORERが連載中

ジャズに目覚めてサックスを始めた少年が主人公

2023年2月にアニメ映画が公開されました

マンガは仙台の高校生・宮本大が、世界一のサックスプレイヤーを目指し奮闘していくストーリー

アニメ映画は20203年2月17日に公開されていますがいきなり批判というかとまどいの声があがっています

そちらについて解説です


ブルージャイアントのアニメ映画はCGがひどい

実際に映画を見た人のほとんどが指摘しているガッカリポイントがCG画像

それ以外にも残念ポイントがいくつかあります

それらを解説していきましょう

演奏シーンでの人物画像がひどい

映画でのお話

演奏しているステージの引きの画像の人物のグラフィックが

モーションキャプチャーというかポリゴンというか

レベル低く実写をコンピューターグラフィック化したような感じで

映画を見ていると『えっ?』と思って

一瞬ビックリします

ゲームが始まったのかと思っちゃいますね

音楽は良いが演出が微妙

音楽は、宮本大たちの演奏シーンは良いですね

これはぜひ映画館で体験してもらいたい

特にピアノがベースもカバーしている感じがあまり違和感なく

さすが!という印象です

でも違和感のあるストーリーのポイントがいくつか

漫画を見ている人にはおなじみのコミックス巻末で関係者が宮本大の思い出を語るくだりが映画でもたびたびでてきます

でも唐突に出てくるので漫画を読んでない人には、『これ、だれ?』と疑問が残る感じ

特に宮本大の師匠である由井はもうちょっと取り上げたほうが良かったんじゃないかと

映画からはいる人のことも考えてちょっとこの人が誰なのか解説を入れるといった優しさが必要です

 

ストーリーが違うポイント

マンガのファンからするとここをカットしてどうするんだ!と違和感を持つポイント

ストーリー展開が違うじゃないかと指摘するポイントがあります

物語のスタートの時点が違う

マンガのBLUE GIANTは主人公の高校生・宮本大が仙台の河原でサックスの練習をしているところから始まります

映画ではJAZZミュージシャンを目指して上京するところから

もちろん仙台で高校生のときにサックスを始めたこと

半年程度レッスンを受けていたことなど背景はそのまま踏襲されていますが

仙台での話・高校時代の話が全く出て来ない

学園祭のシーンや仙台のJAZZフェスのシーン、ミニチュアシュナウザーのバーナム、バークリー音楽院卒の音楽教師である由井とのエピソードなどを期待していた人たちからは肩透かしだと声が上がっています

予告編の時点ですでにこの話題は出ていました

 

カットされているエピソード

いくつかあります

JASS初ライブ後にドラムの玉田が落ち込んでスランプになるエピソードがカット

ギタリスト川喜田元がJASSのライブに飛び入りするエピソードがカット

宮本大がケンカして警察に捕まるシーンがカット

宮本大が仙台に帰って海外渡航先について由井と話をするシーンがカット

ピアノの雪祈が海外ミュージシャンのバンドに代役で出演したライブハウスは、マンガではSo Blueだが映画では系列店のコットンズ

それ以外にも川喜田元の家にあったギターが雑な絵になっているとか

宮本大の走り方がヘンだとか

最後の飛行機に搭乗するシーンでの宮本大のセリフがマンガでは『へでもねえや』だが映画では『よし!JAZZやっか!』

といったちょっとした違いがあります

原作を読み込んでいる人にとっては気になるポイントでしょう

最大の違い:SO BLUEでのライブ

宮本大が玉田と雪祈と組んでいるJAZZトリオ『JASS』のライブハウス『SO BLUE』でのライブ

ピアノの雪祈が事故で大怪我を負ってしまい大と玉田の二人で出演します

そこまではマンガも映画も同じなのですが

映画ではSO BLUEに雪祈が現れるという感動の演出になっています

そこから先については映画で確認してください

下記のいずれかです

1.雪祈は大や玉田には会わずにそっと帰ってしまうが、大は気づいていた

2.雪祈もアンコールのステージで演奏する

3.雪祈がステージで感動の名スピーチ

BLUE GIANTの感想・レビュー

個人の感想です

声優については宮本大役の山田裕貴が仙台弁?で 『xxだべ』 と話す時に棒読みなのが気になります

音楽は予想以上・期待以上です

特にピアノの守備範囲が広くて(ベースがいないので当然そうなりますが)見事です

ここはグラミー賞ピアニストの上原ひろみの凄さでしょう

彼女は映画全体の音楽監督も担当しています

SO BLUEでのピアノ抜き、サックスとドラムだけの演奏も素晴らしいです

一番ガッカリするのは前出の演奏時の人物画像がゲームのようなポリゴン画面だったり

楽器の描写に手抜き感があったりするところです

作者は演奏する人ではないのであまり気にならないのでしょう

SO BLUEに雪祈が現れるのはマンガとは決定的に違うポイントですが

個人的にはマンガでも雪祈が現れる展開にしてほしかった

雪祈の事故については『ひどい』と批判がおおいですから

 

まとめ

BLUE GIANTのアニメ映画は画像がひどいしストーリーが違う?ネタバレを含む映画の感想もという記事でした

仙台での話はカットされていていきなり上京するシーンがら映画はスタートしていて

仙台でのエピソードが好きな人たちはガッカリしています

その他にもカットされているエピソードがいくつかあり残念なところも多い

演奏シーンではステージ全体の画像になったときに人物がモーションキャプチャーのポリゴンのようになってしまい手抜き感があるといった指摘も

しかし絶賛の声もあります

上原ひろみのピアノは音に厚みがあって素晴らしく、ぜひ映画館で良い音響で体験して欲しい映画です

音楽は一流ミュージシャンの演奏なのでそちらは絶賛されています

SO BLUEに現れた雪祈はどうしたのか?ご自分で映画館で確認してみましょう

*エンドロールが始まったからといって席を立たないように!そのあとにもまだ話は続いています


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