倉田三ノ路といえば代名詞といえる有名作品は
2023年秋にアニメ化が話題の『薬屋のひとりごと』と言いたいところですが
倉田先生の方は『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』
同じ原作小説からのマンガ化ではありますが、アニメ化されたのはこちらではなくて
ねこクラゲ先生のスクエニの『薬屋のひとりごと』でした
倉田先生は主に小学館で連載をもっている、漫画家
この記事ではそんな倉田三ノ路先生について解説します
小学館・月刊少年サンデーの第29回GX新人賞 佳作
その後2010年に、受賞作である『書生 葛木信二郎の日常』で商業誌デビュー
中国史への造詣が深く、中世中国を舞台にした作品が多い
好きな漫画家は萩尾望都だが、いつかアクション漫画家を目指したいとのこと
名前 | 倉田 三ノ路(くらた みのじ) *同人BL作家としては『山田明治』 |
出身地 | 神奈川県 |
生年 | ??年11月24日 |
性別 | 女性 |
顔出し | NG(サイン会は行います) |
三国志作品のイメージが強いが少女漫画調
リアル寄りの落ち着いた絵柄
話題の薬屋のひとりごとでは
絵が落ち着いている
ミステリーの描写が細かい
ストーリー展開のテンポが早い
という評価になっています
ちょっと大人向けな感じでしょうか
商業メディアのキャリア13年(2023年現在)ですが、それほど作品数は多くない
ほとんどが小学館系での掲載
書生葛木信二郎の日常(2011年 – 2014年・全8巻)
天穹は遥か ―景月伝―(2015年4月号– 2017年・全6巻)
薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜(2017年 – 連載中・既刊15巻)
アサシン クリード チャイナ(2019年 – 2021年・全4巻)
ヘルマンさんかく語りき(2023年 -連載中 、KADOKAWA) – 原作:さやわか
読み切り
来来!キョンシー&マスター(2015年)
作品について解説してみましょう
サンデーGX掲載 2011年 – 2014年・全8巻
小説家を目指して帝都に上京した葛木信二郎
古びた洋館・黒髭荘に下宿している
管理人をしている少女・尋(ひろ)にどこか惹かれている
しかし何故か人の目にとまらぬこの洋館の住人たち
それには、ある秘密があった
GX新人賞作品のモノノケ大正ロマン!!
サンデーGX連載(2015年4月号– 2017年・全6巻)
倉田先生得意ジャンル・中世中国が舞台の作品
遠い遠い古い世、大陸東方にある中原の地は乱れていた
依頼人を賊から護衛する役目の剣士・暁天
景月という少年と、朱潤という青年に出あう
しかし、二人には思わぬ秘密があった
中華風世界観の物語だがファンタジーではなく本格派
険しい運命に直面した主人公・景月の歩む道を描く秀作
2017年9月より、サンデーGX連載、既刊16巻(2023年8月現在)
原作は2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始された同名小説
舞台は中国の王宮
医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫
人攫いによって後宮に下女として売られてしまう
目立たぬように勤めるつもりが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことが
宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされる
そんななか寵姫の失踪事件が発生し猫猫も巻き込まれる
失踪事件は国家転覆計画に広がっていく
壬氏の正体は次第にあきらかになり、二人の関係も変化していく
2023年秋にはアニメ化も話題だが、アニメ化はスクエニ版で倉田作品ではない
サンデーGX(2019年 – 2021年・全4巻)
世界的ゲームのコミカライズ!!
西暦1526年、中国は「明(ミン)」が支配
しかし時の皇帝による大粛清の嵐が吹き荒れ、混迷
敵対する「テンプル騎士団」に属する宦官たちに仲間を全て殺害され、中国最後のアサシン(暗殺者)となった少女、シャオ・ユン
欧州に逃れていた彼女は、修行を経て祖国へ舞い戻る
復讐のため、そして……
世界的ゲームメーカー、ユービーアイソフトと小学館がタッグを組み同名ゲームをコミック化
作画は自身も「アサシン クリードの大ファン」で中世中国が舞台の作品がお得意の倉田三ノ路
2023年 -連載中 、KADOKAWA
「カフェベルリン」大正銀座に店を構える喫茶店
3人のドイツ人が営む「カフェベルリン」には不思議な事件が舞い込む
人をおちょくることが大好きな、ベルリンの店員・ヘルマンと女給のサキ
二人が街を騒がせる悲劇の解決に奔走していくストーリーの
倒述ミステリー作品
サンデーGX掲載の読み切り作品(2015年)
昔々、世界一大きな大陸の東方に死者との旅を生業にする者たちがいた
少女道士・蓉児の初仕事は、ある老人の遺体を遺族の元へと届けること
老人の遺体をキョンシーとして従えて遺族の元を目指して旅を始めるが・・・
倉田三ノ路の経歴や作風は?デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ
という記事でした
2010年に商業メディアデビューなのでキャリアは約13年
同人誌ではBLも描いているが
得意なジャンルは中世中国が舞台の話
でもアクション漫画家を目指すという発言もあったようです
2023年に薬屋のひとりごとのアニメ化が話題ですが
アニメ化されたのはスクエニ版で、倉田先生は関係ない様子
今後の展開に期待です
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