風の谷のナウシカは宮崎駿が、1982年に徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジーの金字塔
スタジオジブリの設立のきっかけとなった不朽の名作で
1984年にアニメ映画として発表されて大ヒットしています
舞台は高度産業文明を崩壊させた「火の7日間」という最終戦争から千年後の地球
汚染された大地には異形の生態系である菌類の森「腐海」が徐々に拡がり、腐海には昆虫に似た王蟲(オーム)と呼ばれる巨大生物達が生息する
菌類は一欠片でも村に侵入を許せば、たちどころに汚染が広がり、菌類が放出する瘴気(しょうき)は、多量に吸い込めば一時も持たず死に至る
衰退した人類たちは瘴気と蟲に怯えながら、錆とセラミック片に覆われた荒廃した世界での暮らしを営んでいる
トルメキア、土鬼(ドルク)という敵対する二大列強国が覇権を争っている中、腐海の辺境にあるトルメキアと盟約を結ぶ小国風の谷から、物語は始まる
風の谷の族長ジルは、腐海の毒に侵されて病床にあり、娘のナウシカが代理で国を治めていた
音楽は久石譲が担当していますが、布袋寅泰がエレキギターで参加しています
どのシーンの音楽なのか解説します
ジブリ映画の風の谷のナウシカは1984年
1984年当時の布袋はまだ22歳
メジャーデビュー2年の新人ですが
当時からその突出した才能は注目されていました
辺境の剣士といわれるユパ・ミラルダ が登場するシーン
王蟲に追いかけられている
その時の曲はシンセサイザーで演奏されるロック調の曲
その曲の主旋律で参加している?
いえ、その曲でのメロディはシンセサイザーです
布袋の音は、その曲の中の王蟲の鳴き声
これ、都市伝説だと言われていた時期もありましたが
本人の発言がありました
SNSのデマだろうと思いましたか
本人のTweetもありましたがそのアカウントはもうありません
それではこちらの記事もどうぞ
安田成美による同作のシンボルテーマ・ソングを作曲したことで知られる細野晴臣
この曲は映画公開前の1984年1月に発売されています(映画公開は3月)
その流れで音楽担当は細野晴臣の名前が挙がっていました
もし細野さんになっていたら布袋の登場もなかったでしょう
細野さんの所属していたはっぴいえんどのディレクターが、当時アニメのサントラや漫画のイメージアルバムを数多く制作する徳間ジャパンの重役だった関係
それで細野さん推しであったが、熱血な感じが欲しいということで細野さんは違うのではないかとなった
公開予定日まで、すでに二ヵ月半を切った時期に急遽、久石譲に決定
その結果、安田成美が歌う同作のテーマソングは映画で使われないという
ちょっと奇妙なことになっていました
風の谷のナウシカの音楽に布袋寅泰が参加!ギターで演奏しているのは王蟲の声なのか?という記事でした
ナウシカの王蟲の声は布袋寅泰のエレキギターだった
都市伝説ではなく、本人もそう発言していますので
本当のことです
それにしても久石譲さんに、ギタリストといえば、と連想させた
当時デビュー2年目のボウイのギタリストであった布袋がすごい
当時でもベテランですごいギタリストはたくさんいましたから
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