東京リベンジャーズは、週刊少年マガジン連載の漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作とするアニメと映画
実写映画は好評で続編が待たれていました
2023年にクライマックスの一つである、『血のハロウィン編』が前編・後編に分けて公開
しかしTVCMなどで完結と言われていたので、あれ？と思った人もいるでしょう
漫画は全31巻ですが血のハロウィン編はコミックスでは6巻から7巻あたり
まだ話は続いていくので完結って言われても？ですね
ストーリーの概略は不良だが不良の中ではいじめられっ子の主人公がタイムリープ能力に目覚めて中学時代（2005年）にたびたび戻り
暴走族チームで成り上がることでかつての恋人が殺害される運命を変えるというもの
ここではPart２の血のハロウィン編・後編『決戦』について解説していきます
実際に映画館で決戦を見ると強引に完結に持っていこうとしているのではないかと思われるポイントがあります
もちろん不祥事の影響ではありません
いったん完結として様子を見るつもりなのでしょうか
完結に持っていこうとしているポイントがどこなのか解説していきます
タケミチはハロウィンの抗争の後、東京卍会の一番隊隊長に就任
集会での就任あいさつでの発言
ずっとここにいる、好き勝手はさせない、ずっと見張っている
みんなを守るからよろしく、と言います
ずっとここにいる、というのはもうタイムリープしないという意味にとれます
もうタイムリープしないから完結、ということでしょうか
マンガでは泣きながら、よろしくおねがいします！とひとこと叫ぶだけです
そしてマンガではそのあと現在（2017年）にタイムリープします
ハロウィン当日は抗争だったのでハロウィンデートができなかったと不満そうなヒナ
タケミチと観覧車が見える夜景スポットでデート
ここは大さん橋客船ターミナル２F 屋上デッキ オーシャンフロートカフェ
しかしタケミチはヒナを危ない目にあわせたくないから別れてくれと告げて
立ち去ってしまいます
別れたらヒナは死なないのでしょうか？
そもそも別れた彼女のヒナが事故で死んだところから東京卍リベンジャーズは話が始まっていますので、別れても解決にはなりません
マンガではこの別れのシーンはここではなくハロウィンより先の聖夜決戦編です
2017年のヒナがタケミチに『あなたが私のことをフッったのよ！』と言うシーンは以前にありましたが
原作マンガと違う展開がいくつかありますので
前出の2件を含め、それらを列挙します
| 映画とマンガで違いのあるシーン | マンガ | 映画 |
| （前出）タケミチ一番隊隊長就任時のもうタイムリープしない発言 | 泣きながら『よろしくお願いします』と言う | 『ずっとここにいる・みんなを守る』と言う |
| （前出）タケミチがヒナに別れを告げる | そんなシーンはない | ヒナを守るために別れると言う |
| ハロウィン決戦前の2005年10月にむけてタイムリープする場所 | ナオトの家 | 決戦の場所となった廃車場 |
| タイムリープした2005年10月 | ヒナと下校途中 | ヒナと学校の屋上でお弁当 |
| 武道が稀咲と三番隊に会いに行くシーン | そんなシーンはない | 芭流覇羅（バルバラ）に襲撃される |
| タケミチと千冬が決戦前日に場地に会いに行くシーン | どうか死なないで、と伝える | タケミチが場地にタイマンを挑む |
| 決戦の最中の稀咲の行動 | 芭流覇羅にいる手下が、わざと稀咲にやられるように打ち合わせ済み | ・スマホで芭流覇羅にいる手下に指示 ・一虎に場地が裏切ったと告げる |
| 決戦の最中の場地の行動 | 稀咲を殴ろうとするが力尽きる | 稀咲を殴り続けるが助け起こした一虎に刺される |
| 東マン創設メンバーでお守り購入 | お守り買おうぜ、というだけで描写はない | メンバーでお金を出し合って購入 |
刑務所にいるドラケンに会いに行って血のハロウィンについて話した後で
タケミチが場地を助けに行くためにタイムリープします
タケミチがナオトと握手するとタイムリープしますから
しかしそのタイムリープに向かう場所が違います
映画では、ハロウィン決戦の舞台となった廃車場でタイムリープ
マンガでは二人は廃車場にはいかずに帰ってきます
そしてナオトの家からタイムリープ
映画では、学校の屋上でヒナとお弁当を食べているところにタイムリープ
マンガでは、ヒナと下校途中にタイムリープし
ヒナにペンダントをプレゼントされます
そのペンダントはタケミチがヒナに贈ったものと同じ
ペアでつけたいからと言われてタケミチは泣いてしまいます
そのペンダントはヒナの葬式の時にヒナの母に形見としてタケミチにもらてほしいと手渡されたペンダントだったから
（映画ではペンダントの話は出てきません）
血のハロウィン決戦は稀咲の仕掛けたものだと察知したタケミチは
三番隊メンバーといる稀咲に会いに行きます
しかしそこで話をする間もなく、三番隊は芭流覇羅に襲撃される
稀咲はタケミチやメンバーを逃がしますが、この一件も稀咲の自作自演
芭流覇羅に襲撃させたのは稀咲本人でした
二人が場地に東京卍会のために芭流覇羅にスパイとして入ったのだろうと詰め寄ります
否定する場地に対して
映画では、タケミチがタイマンを申し込み、タケミチが勝ったら東マンに戻ると持ち掛けるが
当然、場地には勝てずにボコボコにやられる
でも、別れ際に、死なないでくれと言うところはマンガと同じ
（マンガではタイマンを持ちかけはしませんし乱闘にもなっていません）
映画では、稀咲が芭流覇羅にいる自分の手下に携帯電話で指示を出しているところが描かれている
一虎に場地が裏切ったと告げて、場地を刺すように仕向ける
これは映画のみの設定
マンガでは、芭流覇羅にいる手下が、わざと稀咲にやられるように打ち合わせ済みで
それによっていいところで稀咲がマイキーを助けに入ります
場地の目的は稀咲を倒すこと
マイキー救出を自作自演した稀咲に鉄パイプで後ろから一撃
その後、映画では稀咲をボコボコにしますが、裏切ったと思った一虎に刺されてしまう
マンガでは、稀咲に一撃を入れた後、投げ飛ばされて、三番隊全員を一人で相手にすることになってしまう
千冬とタケミチが場地を止めに入ったところで一虎が場地を刺す
しかし場地はかすり傷だと言って三番隊50人を一人で全員倒し、稀咲に詰め寄ったところで
刺された傷が原因で倒れる
映画では場地が倒れた後、場地が持っていたお守りを見つけたマイキー
お守りの回想シーンへ
場地が東京卍会創設メンバーにチーム結成を呼び掛けて
記念にみんなでお守りを買おうとなります
みんなで小銭を出しあって、お賽銭式の無人販売所で購入
でも、ゲームコインとかアイスのあたり棒とかお金じゃないものも混じっていた
マンガでは、回想シーンは『記念にみんなでお守り買おうぜ』というところまで描かれていて
実際に購入するシーンは出てきません
東京リベンジャーズがハロウィン編・決戦で完結はひどい！映画と漫画との違いについても！という記事でした
これまでは基本はマンガに忠実にアニメ化されていて大きくストーリーが変わってはいない
しかし31巻分のシリーズものにするのは厳しいと判断したのでしょう
そこで初期のクライマックスであるハロウィン編でいったん完結という形をとったのだと思われます
もちろん今後の反応によっては、続編も検討されると思われますので、続編希望のみなさんはSNSなどで声をあげましょう
絶賛の声をいくつか紹介します
＊今回はエンドロールのあとに動画はありません