東京リベンジャーズは、週刊少年マガジン連載の漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作とするアニメと映画
実写映画は好評で続編が待たれていました
タイムリープするというところは、『時をかける少女』や、『トドメの接吻』と類似です
不良だが不良の中ではいじめられっ子の主人公がタイムリープ能力に目覚めて中学時代にたびたび戻って暴走族チームで成り上がることでかつての恋人が殺害される運命を変えるというもの
1作めの出演者についてはオリジナルやアニメのイメージに近いキャスティングだとおおよそ好評
ここではPart2の血のハロウィン編『運命』について解説していきます
4月公開の前編『運命』 と 6月公開の後編『血戦』 の2つの映画の構成になっています
実際に映画館で前編を見た人のほとんどが指摘しているポイントがあります
それが何なのか解説していきます
まず第一に上映時間が『短い』のです
1時間半なのですがスタッフロールなどの時間もあるので体感は正味1時間とちょっと
ドラマの初回で拡大版15分延長とかありますね
あの感じの時間感覚でスタッフロ―ルが始まると周囲がザワザワします
話としてはハロウィン血戦の前
現代に戻った武道がドラケンにバルバラのトップはマイキーだといわれ
武道が再度過去へ戻るところで終わります
血のハロウィン編は後半がメインなので前編だけで終わってしまっては話としては成立しないという意見
中途半端な終わり方なので後編を早くしろという意見
そのほかこんな意見も
・ 映画をドラマと勘違いしている、映画愛のない人たちが作ったのだろう
・映画館で観る人のことを全く考えていない、最低の作品だ
・二部作でないほうがよかった。少し長くなっても完結してもらいたかった
なんか同じようなことを指摘していますね
気にならない人は気にならないかもしれません
それらを解説していきましょう
映画とマンガで違いのあるシーン | マンガ | 映画 |
日向の葬式 | 武道が日向の母親から武道の贈ったネックレスを渡される | 日向の母親の登場シーンはない |
銭湯のシーン | ドラケンはシャンプーハットを使っている | マイキーが銭湯にいた爺さんに頼んで武道にいたずらする |
武道が稀咲に殴られるシーン | 顔と腹のどっちがいい?と聞かれる | いきなり殴られる |
マイキーと神社で話すシーン | 三ツ矢が立ち聞きしている 2番隊に入る | 東京卍会メンバーになる |
場地をどうやって連れ戻すのか独り言を言う武道 | 日向に声を掛けられる | 千堂敦に東京卍会に入ったのかと声をかけらえる |
千冬と武道が情報収集に行った先 | 元愛美愛主総長の長内 | キヨマサの働いているバー |
マンガでは武道が日向の母親から武道の贈ったネックレスを渡される展開があります
その後直人とどうしてこうなったのかを話すのですが
映画ではネックレスのくだりはなくいきなり斎場で直人と話すシーンになります
その先のドラケンについて調べるというところに行くのはどマイキーとちらも同じ
タイムリープしたらマイキ―とドラケンと銭湯にいたのですが
マンガではドラケンがシャンプーハットを使ってシャンプーしていて
マイキーがドラケンをいじりだす
映画では知らないおじいさんが武道に『たけみっち』と声をかけてきて
びっくりしているとマイキーのいたずらであったことが発覚します
三番隊隊長任命式で武道は稀咲に殴りかかります
そして場地が乱入してきて脱会宣言をして去っていくのですが
それから武道は稀咲に殴られます
その時にマンガでは顔と腹とどっちがいい?と聞かれて
結局顔を殴られるのですが
映画ではそんなやり取りはなくいきなり殴られます
稀咲に殴られ気を失った武道が目を覚ましてから
マイキーは武道に場地を東京卍会に連れ戻すように頼みます
マンガでは三ツ矢が立ち聞きしていて
武道は卍会の一番隊に入るとマイキーに告げられます
映画では今日から正式に東京卍会メンバーだと告げられるのみで
何番隊なのかは決められていません
場地を連れ戻すってどうやって?と独り言をいう武道
マンガでは千堂敦に東京卍会に入ったのかと声をかけらえる
しかし映画では日向に
ブツブツブツブツ宇宙と交信中?
と声を掛けられる
場地を連れ戻すために千冬と武道が情報収集に行く
マンガでは元愛美愛主総長の長内のところに行って稀咲のヤバさを確認
映画ではなぜか芭流覇羅のアジトに行ってやられてきたり
キヨマサの働くぼったくりバーに行ってキヨマサから稀咲から愛美愛主に誘われたと聞き
キヨマサを鉄砲玉にしたててドラケンを殺そうとしたのではないかと疑惑が浮上
基本はマンガに忠実にアニメ化されていて大きくストーリーが変わってはいない
しかしマンガと違って実写では登場人物を少なくしないとコストがかかる
そこでなるべく新たな登場人物は少なく、としたのでしょう
東京リベンジャーズ・血のハロウィン編の映画はひどい?
血のハロウィンはほぼコミックスの5巻から8巻
細かいところの表現は違うものもあるがそこは実写での演出的な要素や
連載時よりも時流に合ったアレンジを目指して改良したのだと理解できます
年齢の設定がめちゃくちゃで、ノーヘルで中学生がバイク乗っているって?
といったところは根本の設定なので今回は突っ込みをいれませんが
絶賛の声を紹介します
*映画館で見る人はエンドロールが始まったからといって席を立たないように!そのあとにもまだ話は続いています
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