怪獣8号(かいじゅうはちごう)はコミック配信サイト『少年ジャンプ+』連載の人気漫画
2020年7月3日より連載で作者は松本直也
怪獣発生率が世界屈指となっている架空の日本を舞台とした人間と怪獣の戦いを描く
台風や地震のように怪獣は天災として扱われていて
防衛隊員が怪獣を倒すというのが定番の解決方法
主人公は謎の生物に浸食されて身体を怪獣化され、怪獣8号と呼ばれるようになってしまう
人間の姿から怪獣に変化できる設定
そのことを隠して防衛隊員の採用試験を受けて防衛隊員となるが怪獣8号であることがバレて怪獣兵器として運用される事となる
TVアニメ化されることが話題
しかし公開されたキャラビジュアルを見てがっかりの声が多数
どういうことか解説します
この指摘のほとんどはキャラクターのビジュアルに対するものです
一部ではありますがメインキャラのアニメ版のデザインが公開されています
これまでに9つのキャラクタービジュアルが公開されています
八王子討伐高専を主席で卒業
負けず嫌いで粗野な言動をとるが情には厚い
対怪獣兵器メーカー・出雲テックスの御曹司
東京討伐大学を主席で卒業したエリート
陸上自衛隊のホープだったが、本人の希望により討伐隊に編入
寡黙であまり感情を出さない常に冷静なキャラクター
いずれもキャラクターデザインがイメージと違うという意見が多い
それではどうイメージと違うのかについて解説していきます
一番の問題は怪獣8号のキャラクタービジュアルでしょう
これを見てください。右の怪獣8号がマンガのままの怪獣8号ですが
左のアニメ版のキャラとはかなり違います
マンガ版は手塚治虫の『ザムザ復活』のような
そのまた原案となっているフランツ・カフカの『変身』のような
グロテスクな生き物の体に変ってしまったことを描くものでホラーに近い感じ
主人公の日比野カフカという名前もフランツ・カフカが由来
しかしこのアニメのキャラデザインは仮面ライダーやウルトラマンのように
日比野カフカが怪獣8号というヒーローに変身して悪者をやっつけるというストーリーが用意されていることが心配される
それでは全く世界観が違う
その昔、永井豪のデビルマンがそうだった
悪魔に乗り移られて化け物になってしまうが意識までは乗っ取られなかったというものだったが
アニメでは主人公がヒーローに変身して悪者をやっつけるストーリーになってしまった
画調がイラストというかコンピューターグラフィック調
どちらかといえば劇画調のくらいが良いのでしょうが
ゲームの中のキャラクターのような感じという指摘があります
この話題になると賛否両論ではなくて批判しかない
アニメ化に喜んだ人たちがキャラのビジュアルを見て裏切られたように感じています
マンガのキャラに思い入れがある人たちにとって何が問題かというと
アニメのキャラビジュアルはマンガのキャラに似ていないのです
こんな意見も
この類の指摘は枚挙にいとまがありません
SNSで検索してみるとたくさん出てきちゃいます
確かにマンガのキャラの画と今回のアニメのキャラデザインを比較すると
どの画像も何か違うという印象を持ちます
動いたら意外と気にならないのかもしれないという声も上がっているように
動かしやすいように画像を簡素化しているだけなのかもしれないという意見もあります
アニメ制作チームを紹介すると・・・
アニメーション制作は『Production I.G』
PSYCHO-PASS や攻殻機動隊などを手掛けた、動き・特に戦闘シーンに定評のあるアニメ制作会社
怪獣デザインは『スタジオカラー』
ヱヴァンゲリヲンの庵野秀が社長の制作会社です
Production I.Gは神作画が多いのですがごくたまに中国に下請けを頼んだからなどで作画崩壊がうわさされることもありました
今回はさすがに納期が厳しいわけでも予算が厳しいわけでもないので外注による崩壊は大丈夫でしょう
それよりもキャラが動いたときに新しい感動があるのではないかと期待しちゃいますね
怪獣8号アニメのキャラクタービジュアルがひどい?何か違うと不評の理由を解説!
という記事でした
怪獣8号の描写が違うしこのままだと子供向けヒーローものになっちゃうのでは?
という不安と
単純にマンガのキャラクターと似ていないので感情移入できないという声
CG化というかゲームのキャラクター化という感じがして空気感が違う
マンガの世界観の再現を目指してほしいという声が多くありました
動画になったらまたイメージが変わるのではないかという期待もあります
アニメが始まったときに世間の反応がどうなるか注目されます