岩本ナオ(いわもと なお)先生といえば代名詞は「このマンガがすごい!2017オンナ編」第1位受賞の『金の国 水の国』
2023年にアニメ映画化されて主演
2018年には『マロニエ王国の七人の騎士』で同じ賞を連続受賞
中世ヨーロッパ風な設定がお得意の世界観です
そんな独特な世界感を創造する岩本ナオ先生とはどんな人なのかを掘り下げます
岩本ナオ先生が漫画家として商業誌に作品を発表したのは2004年
これまでの作品や、Twitter投稿などから人物像も探っていきましょう
出身地:岡山県岡山市南区
性別:女性
誕生日:1月10日
年齢・血液型・などは基本非公開で顔出しもNGですがNHKに出演しています(右です)
インスタグラムが見れるかたはこちらで顔写真が公開されていますのでチェックです
2004年デビューということから察するに1980年代後半の生まれでしょう
中世ヨーロッパ風の作風が多いのですが
初期の作品は自分の周囲をモデルにした作品が多かったようです
大学の専攻は、「古代ギリシャ・ローマ」で卒論テーマは「古代ギリシャ彫刻」だったのでヨーロッパ風になるのは当然でしょうか
「その彼女の存在」で第10回月刊フラワーズコミックオーディション金の花賞を受賞し、『月刊フラワーズ』(小学館)2004年5月号に掲載されデビュー
『月刊フラワーズ』(小学館)にて2005年7月号から9月号まで連載された初連載作品
『スケルトン イン ザ クローゼット』は英語で“他人に見られたくない家庭の事情”という意味
大学卒業後で公認会計士の受験を目前に控えた寛一の下に高校受験を控えた従妹の野花が訪ねてくる
新人漫画家である寛一の弟・公二も巻き込みそれぞれ事情を抱えた3人の生活が始まる
単行本収録作品として別ストーリーの
「雪みたいに降り積もる」「僕の一番好きな歌」「青という言葉のない国から」などがあり
あや子、その兄・アキラ、その隣人兄妹・雄大とユリコの4人が登場するシリーズ
『月刊フラワーズ』(小学館)にて2006年4月号 – 6月号、9月号 – 11月号に連載
田舎の小さな町・雨無村で暮らす小麦
母親が入院中で淋しさを抱えながら日々を過ごしていたが東京の進学校に通っていた幼なじみの多喜二が村へ帰ってくる
子どもの頃のように過ごす機会が多くなる2人だがお互い意識しあってしまう
*この話の中ででてくる家のモデルは岩本ナオの実家
『月刊フラワーズ』(小学館)にて2013年12月号まで連載
第55回(平成21年度)小学館漫画賞少女向け部門を受賞
天狗を信仰する町=緑峰町
その町でうわさになっているのは天狗の神様・康徳坊の一人娘の秋姫
天狗と人間の間に生まれたハーフである秋姫
周囲から「早く天狗になる修行を始めろ」と言われ続けている
しかし彼女は同級生のタケル君のことで頭がいっぱい
『凛花』(小学館)にて初号(2007年6月発売)から第9号(2010年1月発売)まで連載
大学を卒業して地元・山岡県雨無村の役場に就職した銀一郎が村おこしのために奮闘する様子と恋模様を描く
前出の『Yesterday, Yes a day』と同じく雨無村を舞台としている
ここまではいわゆる日本の田舎が舞台でした
『月刊flowers』(小学館)にて2014年12月号から2016年6月号まで不定期に掲載
2016年「このマンガがすごい!オンナ編1位」
2016年「THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め!」で3位
2017年「マンガ大賞2017」で第2位を受賞
2023年にアニメ映画化され主人公の二人の声優は浜辺美波と賀来賢人
ストーリー:昔から仲が悪く頻繁にいがみ合っていた隣接する2つの国
両国は神の仲裁によって和平の印にそれぞれ相手国から花嫁と花婿を送り合うことを約束するが表面だけで犬やネコをかわりに送る始末
その後、本来当事者であった金の国の王女サーラと水の国の青年ナランバヤルが偶然出会いお互いパートナーのふりをしてくれと頼むが実際に気になりだす
ナランバヤルは水不足の金の国に水の国から水路を引こうと動き出す
『月刊フラワーズ』(小学館)にて2016年11月号から連載中
4000年前に割拠していた勢力がやがて8つの国にまとまる
20年前に異常気象で北の国々の土地が凍り付き農作物が壊滅して「大恐慌」と呼ぶ事態となる
それで食物に余力があった南の国が北の国から狙われ間のマロニエ王国も混乱
マロニエ王国は外交で打開を狙う
マロニエ王国の女将軍「バリバラ」の眠くない・博愛・暑がりや・寒がりや・獣使い・剣自慢・ハラペコの七人の息子が騎士長となって大使として周辺の7つの国に外交に赴く
とつとつと短文で宣伝やあったことを投稿しています
こんな感じですが誕生日投稿へはちゃんと返したりしています
こんなのも
なんだかひょうひょうとした人物のような感じですね
岩本ナオの経歴や作風は?デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ
金の国水の国 の映画化が話題の漫画家、岩本ナオ先生についての記事でした
最近の作品は中世ヨーロッパ風の舞台設定ですが以前は日本の田舎が舞台
自分の周りの実体験をもとにでないと創作できないという理由でしたが
大学時代は「古代ギリシャ・ローマ」専攻だったのでやっとそこが噛み合ったということです
年齢は非公開ですがそれ以外はほぼ公開されています
今後もアニメやドラマの原作となるような作品を発表し続けると思われます