ジョニー・デップ主演の映画パイレーツオブカリビアン2・デッドマンズチェストとパイレーツオブカリビアン3・エンドオブワールドに出てくる巨大な海の怪物がクラーケン
幽霊船・フライング・ダッチマンのタコ船長/デイヴィ・ジョーンズが操っている設定
ジャック・スパロウがブラックパール号ごと飲み込まれてしまいます
しかしクラーケンは映画用に創作された怪物ではなくてノルウェーの伝説の怪物で17世紀の文献にも登場しています
どういうことか解説します
クラーケンと言う呼び名はノルウェーに伝わっていた伝説の海の怪物のこと
巨大タコのように表現されることが多い
パイレーツシリーズの映画に出てくるクラーケンは巨大なイカに似た触手を持つ恐るべき怪物で船10隻分の長さがある
船や軍艦を餌食にするという設定
クラーケンはデイヴィ・ジョーンズの手下
ジャック・スパロウを捕まえるために現れ、ブラックパール号ごと飲み込んでしまう
ジャックはデイヴィ・ジョーンズの墓場(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)に送られていた
ヘクター・バルボッサ、エリザベス、ウィル・ターナーらの助けもあってジャックは元の世界へと帰還
ノルウェーの伝説についてと聖書にでてくる聖獣とは違う話です
クラーケンと言う呼び名そのものはノルウェーに伝わっていた伝説の海の怪物のこと
巨大タコが通念となっているが近代の学者は実在のダイオウイカとすることが多い
島のように大きく、周りに魚群が集まるので着地して漁労をおこなえる
吐き戻したもので撒き餌のように魚群を集めて養い、摂食期になるとこれを食らって長時間かけて消化する等と書かれている
旧約聖書(『ヨブ記』『詩編』『イザヤ書』)で、海中に住む巨大な聖獣として記述されているリヴァイアサン
聖書では巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻き口から炎を吐き鼻から煙を吹く
口には鋭く巨大な歯が生え、体には全体に鱗があり、鱗であらゆる武器を跳ね返す
ギラギラと光る眼で獲物を探しながら海面を泳いでいるとされる
この巨大さが船10隻分と言われるパイレーツ・オブ・カリビアンのクラーケンに引き継がれている
デイヴィ・ジョーンズに殺害され、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のワンシーンに岸に打ち上げられた姿で登場
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿がジョーンズに命令して殺させた
ベケット卿は東インド貿易会社の権力者
クラーケンはジョーンズの命令は何でも聞くのでジョーンズがクラーケンを使ってベケット卿に攻撃しないように
自分の会社の貿易の邪魔になる世界中の海賊を疎ましく思っているベケット卿にとっては自分の言いなりになるジョーンズとフライング・ダッチマン号だけあれば十分でクラーケンを使って誰かを攻撃するようなことは不要と判断したのでしょう
パイレーツオブカリビアンのクラーケンの正体は何者?モデルはノルウェーの伝説?聖書に出てくる聖獣?という記事でした
タコ船長として知られている登場人物でジャック・スパロウの宿敵デイヴィ・ジョーンズの配下・イカのような怪物で船10艘の大きさ
クラーケンという名前はノルウエーの伝説からでイカのような姿もそこから
大きさについては聖書にでてくる聖獣から、でした
ジャック・スパロウをブラックパール号ごと飲み込んでしまうなど猛威を振るっていましたがベケット卿の命令で殺されてしまう
ちょっと複雑な話なのでデッドマンズ・チェストおよびワールズエンドの映画の中で確認してみましょう