凪良ゆう(なぎら ゆう)先生といえば代名詞は本屋大賞の『流浪の月』
家に帰りたくない少女を家に招き入れた大学生が誘拐犯として捕まってしまうストーリー
2022年に映画化されて主演は広瀬すずと松坂桃李
続いて2023年に映画化されたのは学園BL小説の『美しい彼』
BLアワード2015で第1位を獲得した大ヒット小説
ボーイズラブを10年以上書き続ける一方BL以外の作品も執筆
一貫しているのは「世間と相入れない人たち」を題材にしていること
そんな独特な世界感を創造する凪良ゆう先生とはどんな人なのかを掘り下げてみます
凪良ゆうの経歴や作風は?
凪良ゆう先生が小説家として活動開始したのは2006年
これまでの作品や、Twitter投稿などから人物像も探っていきましょう
出身大学や年齢・性別などの基本情報
出身地:滋賀県(京都在住)
性別:女性
誕生日・血液型・などは非公開ですが顔出しはしています(左です)
凪良 ゆうの作風
BL作品が多いのですがBL専門の作家さんではありません
「世間と相入れない人たち」を題材にしているとご本人は言っています
複数の作品がドラマCD化・実写ドラマ化・映画化
凪良ゆうの作品一覧
2006年「小説花丸」に掲載された中篇「恋するエゴイスト」でデビュー
シリーズ別にいくつか紹介します
恋愛前夜シリーズ
- 恋愛前夜(2011年11月 キャラ文庫)
- 求愛前夜 恋愛前夜2(2014年4月 キャラ文庫)
お隣同士で家族同然の幼なじみ―漫画家を夢みるトキオを応援していたナツメ
飄々として無口だけど、ナツメにだけは心を許すトキオ
お互いがいれば、それで世界は十分だったがトキオがプロを目指して上京を決意!!
上京前夜ついに体を重ねて…
時を経て再会した二人が幼い恋を成就させ愛に昇華するまでを綴るお話
周と西門シリーズ
- 闇を呼ぶ声 -周と西門-(2017年1月 プラチナ文庫)
- 満願成就 -周と西門-(2018年9月 プラチナ文庫)
憑いた霊を引きはがす呼児の周にはそれを彼岸へ封じる戻児で唯一の対でもある双子の妹がいた
その妹を亡くして以来、周は力を使おうとせず鬱々と生きている
突然同居することになった親戚の西門にも胡散くささしか感じなかった
胸中の痛みを覗かせる彼の言葉は周の心をほぐしていく
戻児である西門と仮の対となり妹の死に繋がる怪異を追ううちに周は…
霊能力・オカルトといった話ですがBL要素アリです
美しい彼シリーズ
- 美しい彼(2014年12月 キャラ文庫)
- 憎らしい彼 美しい彼2(2016年12月 キャラ文庫)
- 悩ましい彼 美しい彼3(2019年7月 キャラ文庫)
- interlude 美しい彼 番外編集(2021年9月 キャラ文庫)
TVドラマ化⇒映画化された作者の代表作の一つでジャンルは学園BL
学園カースト底辺で吃音の平良は一軍の清居に一目ぼれ
平良はパシリとして清居を崇め奉り忠誠を尽くし続けるが次第に関係が逆転していくストーリー
BLアワード2015で第1位を獲得した大ヒット小説
2021年にテレビドラマ化され2023年には映画化もされました
流浪の月
第17回本屋大賞を受賞し2022年に映画化された作品
主演は広瀬すずと松坂桃李
家に帰りたくない少女を家に招き入れた大学生が誘拐犯として捕まってしまうストーリー
15年後に2人は再会して…..恋愛感情ではない2人の関係性が描かれた秀作
その他の作品
凪良ゆう先生は結構多作です
すぐに列挙できるものだけでもこんなにあります
- 花嫁はマリッジブルー(2007年11月 白泉社花丸文庫)
- 恋愛犯 Love holic(2008年5月 白泉社花丸文庫black)
- 花嫁は今夜もブルー(2008年9月 白泉社花丸文庫)
- 初恋姫(2009年2月 白泉社花丸文庫)
- 未完成(2009年4月 白泉社花丸文庫 / 2014年1月 プラチナ文庫)
- 夜明けには優しいキスを(2009年7月 白泉社花丸文庫 / 2014年2月 プラチナ文庫)
- 全ての恋は病から(2010年3月 白泉社花丸文庫)
- 落花流水(2010年4月 SHYノベルス)
- 散る散る、満ちる(2010年7月 ショコラノベルス / 2012年2月 CHOCOLAT BUNKO)
- 叶わない、恋をしている(2010年11月 SHYノベルス / 2015年4月 SHY文庫)
- 真夜中クロニクル(2011年4月 大誠社リリ文庫 / 2017年10月 プラチナ文庫)
- 積木の恋(2011年10月 プラチナ文庫)
- もったいない!(2011年12月 角川ルビー文庫)
- うすくれないのお伽話(2012年4月 白泉社花丸文庫)
- まばたきを三回(2012年5月 CHOCOLAT BUNKO)
- 天涯行き(2012年6月 キャラ文庫)
- お菓子の家 〜un petit nid〜(2012年9月 プラチナ文庫)
- 恋をするということ(2012年12月 幻冬舎ルチル文庫)
- きみが好きだった(2013年2月 徳間書店)
- あいのはなし(2013年9月 CHOCOLAT BUNKO)
- 雨降りvega(2013年12月 幻冬舎ルチル文庫)
- おやすみなさい、また明日(2014年1月 キャラ文庫)
- 365+1(2014年7月 プラチナ文庫)
- それはおまえが童貞だからです(2014年10月 幻冬舎ルチル文庫)
- 愛しのいばら姫(2014年12月 プラチナ文庫)
- ショートケーキの苺にはさわらないで(2015年2月 CHOCOLAT BUNKO)
- ここで待ってる(2015年7月 キャラ文庫)
- ニアリーイコール(2015年8月 新書館ディアプラス文庫)
- 累る -kasaneru-(2015年10月 プラチナ文庫)
- 初恋の嵐(2015年11月 キャラ文庫)
- 愛しのニコール(2016年4月 CHOCOLAT BUNKO)
- 薔薇色じゃない(2016年6月 幻冬舎コミックス)
- 神さまのビオトープ(2017年4月 講談社タイガ)
- 天水桃綺譚(2017年5月 プラチナ文庫)
- 2119 9 29(2017年7月 ショコラ文庫)
- セキュリティ・ブランケット(2017年12月 – 2018年1月 キャラ文庫 上下巻)
- すみれ荘ファミリア(2018年7月 富士見L文庫)
- きみが好きだった(2018年12月 キャラ文庫)
- 流浪の月(2019年8月 東京創元社)
- わたしの美しい庭(2019年12月 ポプラ社 / 2021年12月 ポプラ文庫)
- 滅びの前のシャングリラ(2020年10月 中央公論新社)
- 汝、星のごとく(2022年8月14日 講談社)
まとめ
凪良ゆうの経歴や作風は?デビュー作から最新作まで作品一覧まとめ
美しい彼 や 流浪の月 の映画化が話題の作家、凪良ゆう先生の作品についての記事でした
BL作品が多いですがBL専門というわけではなく
作者的には「世間と相入れない人たち」を題材にしているということでした
他のBL作家と同じくプライベートな情報はほとんど公開されていませんが
出身・在住地・顔出しもOKです
今後もドラマ原作となる作品を発表し続けると思われます