思い出のマーニーはイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品
映画では北海道が舞台となったジブリ作品
孤独な少女・杏奈と湿地屋敷(しめっちやしき)に暮らしていたマーニーの成長物語
北海道に因んだ場所なども描かれており、その風景はどれも幻想的
他のジブリ映画にはない明るい盛り上がりのない淡々と進むストーリーに戸惑う人も
いろんな都市伝説も噂されています
今回はなぜサイロでマーニーが杏奈を残していなくなってしまったのか
そのサイロのについて注目してみます
マーニーは実はリアルタイムで実在する人物ではなかったというところ
幽霊なのか夢なのかということでいろいろな説が飛び交っています
ストーリー全体を通してはほぼ同じ設定です
もちろん原作はイギリスでジブリ映画では北海道なのでそこは違います
問題のサイロも原作では風車小屋
白人の血が入っている杏奈の青い目の色もイギリスではコンプレックスにはなりません
映画では杏奈とマーニーの交流は夢の中も含めて4回ですが、原作では6回
原作では物語の中盤で2人は別れますが映画では終盤に別れが来る
映画ではマーニーが杏奈の母を全寮制の学校に入れたのは自身がサナトリウムで療養
原作では戦争のために杏奈の母を疎開させています
また、杏奈の養母は原作では厳しい人として描かれています
原作との違いが起因の都市伝説は無いみたいです
まずはマーニーと杏奈の関係が百合なんじゃないかというもの
「百合」とは女性同士の同性愛ですがあくまでプラトニックなもの
文学的な世界で女性同士の愛を芸術的に表して「百合」と表現されます
これについてはネタバレになりますがマーニーは実は杏奈の祖母
他界した杏奈の母に代わって2歳までマーニーが育てていましたがマーニー自身が他界してしまいました
時空を超えて保護者が心配して出てきたといったところであり恋愛対象ではないです
杏奈はいつも不機嫌そうで特に札幌の学校では周りの人間や友達から孤立していたとか
釧路でも世話焼きの友人信子に対し「太っちょ豚!」と暴言を浴びせてしまう
郵便局で倒れてしまう(これはPTSD)
確かに大人でこの症状では心療内科に行ったほうが良いかも知れませんが杏奈の場合は
幼いころ受けた心の傷などが影響して心を閉ざしているのでしょう
ヒントはこのTweet
杏奈がマーニーといるところは他の人から見ると杏奈の独り言にしか見えない
つまり実はマーニーは存在せずに杏奈の妄想だったというもの
だったらなぜ実在のマーニーの日記が出てきたときに話がつながるのか
それは杏奈が小さい頃にマーニー本人から聞いていた話の記憶ではないかという説があります
2歳だったのですがまあギリギリわかるかもというところ
マーニーがサイロにいて和彦が迎えに来るというところまで杏奈はマーニーに聞いていた
その先は聞いていないのでマーニーと和彦がサイロから出ていったところで消えてしまった
サイロは杏奈の恐怖を象徴している場所として観ている人の不安を煽るように描かれています
という記事でした
百合ではないかというのはマーニーは実は杏奈の祖母だったということで保護者的な目線だった
統合失調症ではないかというのはたしかにメンタル系弱い感じはしますが幼児期の体験によるもの
なぜサイロでマーニーが消えてしまったかと言うのはマーニーは杏奈の妄想であり幼いときにマーニーから聞いた話の再現だったため聞いていないところの話は妄想できず消えてしまった
ということでした
みなさんも実際に映画を見て判断してもらえば良いと思います