夏目イサク（なつめ いさく）先生といえば代名詞は『飴色パラドックス』
ほかにも『花恋つらね』や『熱帯デラシネ宝飾店』といった連載も
作風はボーイズラブ（BL）がメイン
2016年『飴色パラドックス』は「全国書店員が選んだおすすめBLコミック2016」入賞
同作は２０２２年１２月にTVドラマ化
独特な世界感を創造する夏目イサク先生とはどんな人なのかを掘り下げてみます
夏目イサク（なつめ いさく）先生がマンガ家として活動開始したのは2000年
これまでの作品や、Twitter投稿などから人物像も探っていきましょう
兵庫県出身 ？年7月30日生まれ 女性
大阪府在住 O型
2022年12月現在で同人誌活動も行っている
他の多くのBL作家さんと同じく年齢非公開・顔出しNGです
恋にまっすぐなキャラクターとパワフルなストーリー
青春が感じられるようなさわやかな内容が魅力
多数の作品がドラマCD化されるなどBLファンから支持されている
明るくハッピーな内容と親しみやすい絵柄でBLファン以外にも人気
爽快でハッピーな読後感と評価が高い
2000年『ハッピーヘブン』が第107回LMSベストルーキー賞を受賞し、『LaLaDX』に掲載されデビュー
以来ハイペースで作品を発表
古い順・シリーズ別にいくつか紹介します
2003年発表以来シリーズ化
ノーカラー（『ディアプラス』2003年11月号）
ストロボ（『ディアプラス』2004年3月号）
アンダーオーバー（『ディアプラス』2004年7月号）
ドリーバック（『ディアプラス』2005年1月号）
パノラマ（『ディアプラス』2005年6月号）
幼い頃から勉強三昧、究極のマジメ人間坂本は騒々しくて馴れ馴れしい隣人の飯田章吉が苦手
ある日章吉の部屋が爆発し飯田章吉が転がり込んでくる
しかし坂本は不真面目だと思っていた章吉の意外な一面を知り惹かれていくというストーリー
デビュー作として扱われることが多いが正確にはデビュー・コミックス
コミックスとしては『ノーカラー』というタイトルの1冊に6編が収録されています
こちらもシリーズとして複数あります
どうしようもないけれど（『ディアプラス』2005年9月号）
ホントのことはわからない（『ディアプラス』2006年1月号）
たりないものはひとつだけ（『ディアプラス』2006年3月号・4月号）
だから今もこれからも（『ディアプラス』2006年7月号）
内緒の話は明日まで（『ディアプラス』2006年10月号・11月号）
たぶんきっとあの時に（『ディアプラス』2007年1月号）
みんなの街の電気屋さん（『ディアプラス』2007年4月号）
春なので（『ディアプラス』2007年5月号・6月号）
どうしようもないけれど リターンズ（『ディアプラス』2008年10月号）
容姿・頭脳・家柄――三拍子揃ったお金持ち名家の子息である島野
唯一思い通りにならない相手が上司の黒川
共に仕事をするうちに島野は黒川の素顔にふれて次第に惹かれてゆく
黒川も島野を憎からず想っているようで二人は身体を重ねる関係になる
「全国書店員が選んだおすすめBLコミック2016」で9位を受賞
BLコミックの代表作と言われている秀作
週刊誌記者の尾上は異動先の張り込み班でカメラ担当の同期・蕪木とコンビを組む
スクープのためなら手段を選ばない蕪木のやり方が正義感の強い尾上には納得できず衝突ばかり
しかし共に事件を追ううちにお互いが気になり始める
ケンカップルと言われる主人公2人の関係を描いています
2022年12月に待望の実写ドラマ化
主演の二人は
記者・尾上聡にFANTASTICS(EXILE TRIBE）の木村慧人
歌舞伎の名門・玉乃屋の御曹司で若手女形役者の松川惣五郎
同じく名門・大谷屋の御曹司で若手有望株・新井源介
ある日二人は夫婦役で初共演
同い年でライバルの二人だが視していた惣五郎だが、源介から「ずっとお前と一緒に舞台に立ちたかった」と言われた惣五郎に心境の変化が
梨園の御曹司同士の恋絵巻
『ディアプラス』2015年12月号より掲載で2022年12月現在連載中
原作は嬉野君
『ウィングス』2016年6月号より連載スタートで2022年12月現在連載中
大地主・雪村家の一人娘にして次期当主の女子高生・真咲（まさき）
大叔父・周作の殺害容疑をかけられ村を逃げ出す
真咲は海を渡り周作の遺言を頼りに無法地帯と言われる燭銀街へ
そこで彼女を待っていたのは大叔父の遺産代わりの三人の男
琥珀・翡翠・珊瑚という三人は「宝飾店」と呼ばれていた
金で護衛を引き受ける優秀なボディガード達
夏目イサクと「金星特急」の嬉野君の最強タッグが送る大型長篇ストーリー
夏目イサクの経歴や作風は？デビュー作から飴色パラドックスまでの作品一覧まとめ
飴色パラドックスのTVドラマ化が話題の漫画家、夏目イサク先生の作品についての記事でした
2001年デビューですがコミックスデビューが2003年なので2003年デビューとされることもあります
恋にまっすぐなキャラクターとパワフルなストーリーとさわやかな内容が魅力
代表作『飴色パラドックス』は2022年12月に実写ドラマ化です
BLファンから熱い支持を受ける明るくハッピーな内容と親しみやすい絵柄がウケています