映画“キングダム”はヤングジャンプに2006年から連載中の漫画です
古代中国の春秋戦国時代、中国統一を果たす秦(しん)の始皇帝と、それを支えた武将李信の話
2011年からはアニメ化され、2019年には実写映画化で話題になりました
実写映画化では、配役の予想が色々とネット上で盛り上がり、発表されてからも賛否両論でした
では、実際にだれが何の役で出ていたのかを検証していきます
まずは、配役を表にしていきます
違和感がある配役もあるとおもいますが、解説はその先で
キャストはちょっとたくさんいますが、ザッと見ちゃってください
気になった配役は解説でチェックです
役名 | 俳優 |
信(しん) | 山﨑賢人 |
嬴政(えいせい) | 吉沢亮 |
楊端和(ようたんわ) | 長澤まさみ |
河了貂(かりょうてん) | 橋本環奈 |
成呷(せいきょう) | 本郷奏多 |
王騎(おうき) | 大沢たかお |
左慈(さじ) | 坂口拓 |
壁(へき) | 満島真之介 |
騰(とう) | 要潤 |
肆氏(しし) | 加藤雅也 |
朱凶(しゅきょう) | 深水元基 |
バジオウ | 阿部進之助 |
昌文君(しょうぶんくん) | 高嶋政宏 |
ムタ | 橋本じゅん |
ラン・カイ | 阿見201 |
魏興(ぎこう) | 宇梶剛士 |
タジフ | 一ノ瀬ワタル |
竭氏(けつし) | 石橋蓮司 |
里典(りてん) | 六平直政 |
敦(とん) | 大内田悠平 |
黒長老 | マメ山田 |
白長老 | TERU |
主役の信は山﨑賢人、1994年生まれ スターダスト所属
中学生の時に原宿でスカウトされ、雑誌『ピチレモン』でモデルとして活動後、俳優活動を開始
2019年、アジアベスト俳優賞 エンターテインメントアワード受賞
『イメージに合わない』という原作ファンの意見もありますが、ハマり役だという意見もあり、賛否両論です
まずは原作漫画での信
↓↓実写版はこちら
二役の一方は信の幼なじみで嬴政の影武者として死んでしまう漂の役
もう一方は後の始皇帝となる嬴政です
演じているのは吉沢亮 1994年生まれ アミューズ所属
こちらも原作のイメージと違うのではないかと危ぶまれたのですが、この役で彼はブルーリボン助演男優賞を獲り、称賛の声のほうが大きくなりました
原作はこちら
↓↓実写版
1987年生まれ 東宝芸能所属
大河女優で、シンウルトラマンも話題でした
本作では、強く美しい山の王・楊端和を演じています
楊端和の原作のイメージは女子プロレスラーですが、そのミスキャストの指摘以前に、長澤まさみの美しさへの称賛の声が多数
↓↓こちら
1999年生まれの女優 ディスカバリーネクスト所属
今回は「梟鳴(きゅうめい)」という山民族の末裔で、信を支えるために軍師となる役
可愛いすぎるという意見はありますが、おおむね好意的な意見のようです
↓関連Tweetはこちら↓
実写版
1990年生まれ 俳優・ユーチューバー スターダスト所属
役どころでは、嬴政の異母弟で、反乱を起こし、漂が死ぬ原因をつくる
キャスティングについては、原作のイメージとは違うが、嬴政が吉沢亮なんだったらいいんじゃないかという意見が大半です
↓関連Tweetはこちら↓
1967年生まれ、俳優・歌手 コアインターナショナル所属
MEN’S NON-NO出身です
彼のキャスティングについては、文句をいう人はほぼいません
大沢たかおのイメージとはちがう見事な役作りだと絶賛されています
↓関連Tweetを紹介します↓
1974年生まれのアクション俳優、映画監督、忍者! ウィーバー所属
左慈は剣の達人で、息を吐くように人を斬る危険人物
この役については、これ以上の適役はいないと拍手喝采でした
関連Tweetはこちら
1989年生まれ 俳優 Veleta104U所属
満島ひかりは実姉だが、真之介は歌手活動はしていない
壁は将軍であり、信の先輩で良き兄貴分だがキャラ的にはちょっとマヌケ
満島真之介がこの役を演じることについては、カッコ良すぎるという意見が多いです
↓関連Tweetはこちら↓
1981年生まれ 俳優 フリップアップ所属
2001年、仮面ライダーアギトに主演しイケメンヒーローとして話題になる
騰は王騎将軍の副官でありとにかく強い武人です
しかし、漫画での顔は、ポーカーフェイスでユーモラスな感じなので、イケメンすぎると言う指摘が多いです
↓関連Tweetはこちら↓
1963年生まれ 俳優・モデル バーニング所属
『メンズノンノ』創刊号のファッションモデルである
肆氏は元は敵の家臣だが才能を認められて、政の側近の一人として信任を得る役
加藤が演じることについては特に話題になっていませんので、可もなく不可もなくといったところでしょうか
朱凶役のほうがイメージに合うと言う意見もあります
↓関連Tweetはこちら↓
1980年生まれ 俳優・モデル・デザイナー Breath所属
学生時代から「MEN’S NON-NO」モデルとして活躍し、その後俳優に活動を広げる
朱凶は政の首を狙う暗殺者という役どころで、ただならぬ雰囲気の曲者
特殊メイクで完全に再現していると好意的な意見が多いです
↓関連Tweetはこちら↓
1982年生まれ 俳優 スターダスト所属
2003年にテレビドラマ『仮面ライダー555』にて木場一彰役でデビュー
バジオウは楊端和の右腕として山の民を束ねている仮面の戦士
仮面なので、阿部進之助でなくても良かったのでは?という声があります
↓関連Tweetはこちら↓
1965年生まれ 俳優 東宝芸能所属
父は高島忠夫、母は寿美花代、弟は高嶋政伸、妻はシルビア・グラブ
昌文君は秦王嬴政の側近で漂を影武者として抜擢した、秦の文官
キャスティングについては、おおむね肯定的な意見のようです
↓関連Tweetはこちら↓
1964年生まれ 俳優・声優 劇団☆新感線所属
1992年、NHK連続テレビ小説『ひらり』で、医師・小林雅人を演じる
ムタは蛮族の狩人と呼ばれ、政暗殺の刺客として、王弟派から送り込まれます
橋本じゅんは、ムタ役を演じてかなり似てると評判でした
↓関連Tweetはこちら↓
1979年生まれ 俳優・お笑い芸人 浅井企画所属 201cmの巨人
いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年、NHK大河ドラマ) にも出演
ラン・カイは化猿で、知能は低いが、防御力が高く腕力もバケモノ級
阿見は身長が大きいし体型もランカイに似てハマり役という評価です
↓関連Tweetはこちら↓
1962年生まれ 俳優 オフィス33所属 劇団PATHOS PACK主宰
暴走族ブラックエンペラーの7代目名誉総長
菅原文太の付き人を経て『ひとつ屋根の下2』のピカリン役でブレイク
魏興は秦国の上級武官で、左慈と共に、竭氏・肆氏に仕えていた人物
宇梶が演ずるにあたっては、漫画のイメージに合っているという声が大半でしたが、蒙武役のほうが良かったのでは?という声も
↓関連Tweetはこちら↓
1985年生まれ 俳優・格闘家 ENDO MANAGEMENT OFFICE所属
単身タイに渡り、ムエタイのジムで2年間修業したキックボクサー
2009年『クローズZERO II』に出演し注目を集める
タジフは 度々、秦国の危機を救う山の民で怪力自慢の巨漢キャラ
一ノ瀬は178cmと微妙な身長だが、その圧倒的存在感でおおむね好評です
↓関連Tweetはこちら↓
1941年生まれ 俳優・演出家 「劇団第七病棟」主宰
中学生で映画主役デビュー 大河ドラマの常連でもある
竭氏は嬴政に反乱を起こした成蟜の腹心で腹黒いキャラ
石橋が演ずることに対しては重みがある演技が好評ですが体格が違いすぎるという声も
関連Tweetはこちら
1954年生まれ 俳優 ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属
劇団状況劇場を経て、新宿梁山泊に参加 大河ドラマの常連
里典は戦争孤児の信と漂を引き取り、下僕として面倒をみていた人物
前半にちょっと出てくるだけの役ですが、六平の演技は重みがあると好意的に受け取られています
関連Tweetはこちら
1992年生まれ 俳優 YOUGO-TRUST所属
もともとスポーツマンで『ルーズヴェルト・ゲーム』などで野球選手役を演じた
敦は貧しい家庭に生まれたが、剣と筆の才覚によって秦の武将となる役
そこまで重要な役でも無いので、まあこんなもんかと言う意見が多いです
関連Tweetはこちら
1946年生まれ 俳優・コメディアン・マジシャン 身長114cm
小人症であり、日本で一番小さな手品師のキャッチフレーズで知られる
黒長老は山の民の長老でもちろん身長は小さい設定なので適役ですね
こんなツイートも有りました
1967年生まれ 俳優 身長128 cm、体重35 kg
林海象主催の映像探偵社にに所属、同監督作品の常連でしたが、独立
こちらも身長で選ばれたということでしょう
GLAYの人ではありません
関連Tweetはこちら
いくつか列挙していきます
結構辛辣ですね、ひとつひとつ解説していきましょう
批判の多くは、河了貂役の橋本環奈にむいています
次に、楊端和役の長澤まさみ
原作のイメージを崩さない配役よりも観客動員できるキャスティングということでしょうが確かにこびすぎな感じです
しかし、一番のミスキャストと言われるのは主役の山崎賢人です
実写化といえば山崎賢人と判で押したようにいつもそうだが、それでいいのか?という意見
菅田将暉が良かったという具体的な意見など様々なアンチ山崎意見が飛び交っています
賛否両論ではなく、肯定的な意見は少ないのですが、第2弾もこのメインどころのキャスティングは変わらないでしょうね
一応、興行収入としては成功なのですから
まずは、政役の吉沢亮です
原作のイメージを崩さずに演じきったという声があり(もちろんアンチの声もありますが)結果日本アカデミー賞ですから
次に、あの嫌な目つきが最高と評価が高いのが成呷役の本郷奏多
政の弟で、敵方の大将、選民主義の嫌な奴を演じきっていますね
その他、脇を固める俳優陣は原作のイメージそのままの人たちが多いです
大沢たかおの演じた王騎将軍には、称賛の声だけがきこえてきます
あの独特の笑い方や声も原作そのままで、役のため20Kg増量、王騎に寄せにいった結果
言われなければ、誰が演じているのかわからないほどの仕上がりには脱帽です
今回は映画キングダムに出演している俳優について解説していきました
このようにいろんな人が出ています
若手主役級や、若手女性キャストには批判の声も多いですが、全体的には合格点のようですね
興行収益も60億円こえていますし、ひとまず成功です
仮面で顔が見えない役や、ちょっとだけ出てくるような役でも、ベテラン俳優さんや曲者の出演者が多く、そういうところに注目するのも映画の楽しみかもしれません
スタッフロールを最後まで見て、こんな人でてたんだ?という発見をしてみては?