異世界転生モノにはテンプレートがある？ 小説家になろう発祥と思われるお決まりの設定について

アニメ界を席巻している異世界転生モノ

古くは『Re：ゼロから始める異世界生活』や『転生したらスライムになってた件』ななどがそのジャンル

このサイトでも紹介している作品は多い

Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

治癒魔法の間違った使い方～戦場を駆ける回復要員～

転生したら剣でした

魔都精兵のスレイブ

悪役令嬢レベル99～私は裏ボスですが魔王ではありません～

などがそれにあたる

これらは小説投稿サイト『小説家になろう』でのお決まりの設定

”なろう系”とくくられる

なろう系からマンガ化→アニメ化となった作品も多数

この記事ではその設定テンプレートについて解説

 

 

異世界転生モノにはテンプレートがある

現在、“なろう系”作品の代名詞と言えるのが「異世界転移・転生もの」

これには「小説家になろう」の初期に、「異世界転移・転生」ジャンルの人気作品が生まれたことから、その設定を継承した作品が多数投稿されたことに起因

読者のポイント投票によるランキングにおいて「異世界転移・転生」作品が長年トップを独占している

設定について説明していきます

 

 

異世界転生の基本設定

もちろんテンプレートがあります

基本の構成は

主人公が現実の世界から文明が異なる別の世界に渡ったら

チート能力を手に入れてしまった（魔力など）

もしくは通常の知識でも異世界では貴重な能力を発見して大活躍する

といったところ

修行して力を得るのではなくて、最初から無敵状態からのスタートなのが

お約束となっています

それ以外の設定について説明していきます

 

 

転生のきっかけ

初期の転生モノでは（小説家になろうは2004年4月よりサービス開始）

主人公が何らかの理由で異世界に転生するきっかけはトラックとの衝突事故だった

異世界に飛ばされるまでの経緯を詳しく描く必要がないため

第1話でいきなり異世界に行くには、事故だとスムーズなのでしょう

しかし現在ではこの設定はあまり多くなく

魔王や魔族の襲撃と戦うための勇者を異世界が召喚希望し

主人公が自分の意志と関係なく異世界に召喚されてしまうことが多くなっています

例１：治癒魔法の間違った使い方～戦場を駆ける回復要員～

例2：Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

 

 

 

例１：治癒魔法の間違った使い方

 

 

 

転生（転移）したらいきなり無敵

主人公が“最初からチート能力を持ち”という設定のため、「努力して強くなる」、「挫折を乗り越えて精神的に成長する」といった描写はない

少年ジャンプのような『友情・努力・勝利』といった要素は流行らないのでしょうか

主人公が努力なく“最強”となることを読んでスカッとするようです

例1：Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

例2：転生したら剣でした

 

 

ストーリーを説明する長いタイトル

商業化された作品やランキング上位作品はタイトルが長い傾向

”小説家になろう”に投稿される多くの作品の中で埋もれずに目立つという狙いとして定着

タイトルからストーリーを連想できることの利点は

期待と違った、となる確率が減るので読み手にも優しいのでしょう

例1：Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ

例2：即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

 

 

 

 

 

 

ダンジョン

ダンジョンという、モンスターが延々と湧く場所がある

洞窟や地下迷宮であることが多く

 

 

転生のきっかけ：異世界に召喚される

主人公の元のキャラ：非モテ・ニート・引きこもり・ネトゲ俳人などオタク系だが異世界ではモテモテ

ストーリーを説明する長いタイトルが多い

転生先の世界の設定：中世ヨーロッパ風

ダンジョン：モンスターが出てくる洞窟や地下迷宮がありモンスターを倒すとレベルUP

これらの設定テンプレートがありました

しかし転生のきっかけのように（以前はトラックにひかれるだが、現在では異世界から召喚される）少しずつ変わってきているようです

なろう系異世界転生モノで以前にとりあげた作品をチェックしてみませんか？

 

 

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